梅花女子大学・梅花女子大学短期大学部は、前身となる1878年の梅花女学校創立以来、建学の精神に基づき、長い歴史を刻んできました。創立135年を超えた今、特色ある学びを通し、人と社会、人と世界のあり方を見つめ、自らの可能性と生き方に真摯に向き合う女性、自らの意志で未来へ羽ばたこうとする女性を育てています。
創立者、澤山保羅は、牧師として伝道活動を行うとともに女子教育に生涯を投じ、梅花女子大学・梅花女子大学短期大学部の前身となる梅花女学校を1878年(明治11)に創設。「愛なる人を育てる」という保羅の理想は、多くの支援者に支えられ、教会・教師・生徒が心をひとつに、女子高等教育の前衛として黎明の時を刻んでいきました。
澤山保羅、協力者成瀬仁蔵ほか教会信徒有志らにより、キリスト教主義教育を建学の精神とする梅花女学校が、大阪・土佐堀裏町十番地(現・肥後橋交差点南西)に開校。海外からの宣教師団によるミッション・スクールではなく、日本人教会と生徒費用で運営される国内初の自給学校でした。学校開設には保羅が1年前(1877年)に設立し、牧師をつとめた浪花公会とその母教会である梅本町公会(現・大阪教会)の教会員の協力があったことから「梅花」と名付けられました。この女学校が梅花学園の歴史の始まりです。 |