元茨木川緑地 ~さくら通り~

取材・文・撮影/嘉納 泉

季節はもう春、お天気のいい日には散歩に出かけたい気分。茨木市には、身近に豊かな自然がたくさんあります。前号に続き、元茨木川緑地を紹介しましょう。仕事の休憩時間にも、買い物のついでにも行ける町の真ん中にある緑の公園。今回は市役所から南側の「桜通り」を散策してきました。
市役所前の中央公園の横を南に向かって歩いていくとすぐに、中央公民館と消防本部のある合同庁舎の建物が見えます。一階、二階には中条図書館、七階にはプラネタリウムもあります。ここから沢良宜公園近くまでずーっと緑地が続いています。「大阪府緑の百選」にも選ばれている元茨木川緑地。緑のトンネルのような遊歩道を歩くといい気持ち。松、梅、クスノキ、ハナミズキなど、なんと七万本もの木々が植樹されているそうです。その中で一番多く植樹されているのが桜です。ソメイヨシノ・ヤエザクラ・ヤマザクラ・シダレザクラが見事な花を咲かせ、私たちを楽しませてくれます。北摂の桜の名所としても有名で「茨木市民さくらまつり」には、毎年多くの人々で賑わいます。青空の下に咲き誇る美しい桜も、提灯の灯に浮かぶ夜桜もおすすめです。元茨木川緑地は、茨木市民の憩いと安らぎの場。いつまでもみんなで大切にしたいですね。